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「歯は削らない!それが一番長持ちするんです!!」(その1)


患者さんとお話しするなかで、最近とくに私が思うことがあります。


それは


「虫歯の治療で削ってしまった歯は、
いずれ必ず悪くなってくる!」


・・・ってことなんです。


これは歯科医として26年間、

多くの患者さんを治療してきた中での「ざっくりした」感想です。



ぇぇええ゛~~~??


・・・ですよね。


でもですね、10年、15年という長い時間の単位でみると、

だいだいそんな傾向
なんです。


もちろん我々が同じように患者さんの治療していても、

悪くなるスピードは、患者さん個人個人で異なります。


患者さんから

「先生!わたしの歯はあとどれだけ持ちますか?」

とよく言われるのですが、

はっきり「あと5年ですねぇ」などとは言えないものなのです。


患者さんの日々のお手入れの回数や時間、

歯ブラシの当て方が上手いかどうか、唾液の質、咬みしめ癖、

磨きやすいかみ合わせや歯ならびかどうか、

また食生活や生活リズム、定期検診を受けているかどうか・・・


などなど、
患者さんサイドでの要素はさまざまですので、

同じように歯科医が治療をしても、

症状の悪化には個人差があります。


しかしどれだけお手入れをしっかりしても、


かぶせたり詰めたりかぶせたりするのに用いる

レジンという樹脂や金属、陶材
しょせん人工物ですから、

耐久性からみると天然歯表面の
エナメル質には勝てません



また患者さんの歯と人工物のあいだには、

必ず境目(継(つ)ぎ目)があるので、

この部分の精度が高くないと、


汚れがたまって問題が再発してくることは想像に難くないでしょう。

歯科医が精度を上げることはもちろんですが、

患者さん自身が境目をしっかりお手入れして汚れを除くことも、

同じように大切なこと
なのです。



それらをふまえて考えてたうえで、

わたしは患者さんにお伝えするのです。


「一度も削ったことのない歯は、
お手入れだけで一生持ちます。
でも削ってしまったら、その歯はその時から
悪くなる問題を抱えてしまうのです」





(この項つづく)




( 三谷 徹 / ToruMit@ni )



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