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総入れ歯を長く使ってもらうには



もう足かけ10年以上お付き合いさせて戴いている

70代の男性の患者さんが、

「総入れ歯の具合がちょっとおかしいので・・・」

ということで、約2年ぶりにお見えになりました。


この方は、私が以前勤務していた病院歯科の患者さんで、

初めの入れ歯は、たしか結構苦労して入れ歯をつくった方。

治療用の入れ歯を利用して、毎日のように

「痛い、咬めない」と調整にお見え戴き、

かなり試行錯誤の末に、お使い頂けるようになるまで、

なんとかもっていくことができたと記憶しております。


性格的には、入れ歯の調子が多少悪くても「そのうち慣れる」と

楽観視されるタイプの方ではなく、すこしでも悪ければ

マメにチェックにこられる
ので、逆に言うと、

今のところ入れ歯の具合は、そんなに悪くなってないのでは

と推察しています。


さて、今の総入れ歯は、

それまでの入れ歯がよく割れたこともあって

7年前に作り直した3代目。 


下顎総義歯_1 上顎総義歯_1  


ところがこの入れ歯、以前の苦労はどこへやら、

痛みがない、食べたものが入らない、ゆるくないという、

いわゆるトラブル知らず。

経過観察といっても、かみ合わせの調整と

内側のフィットを確認する程度で、初めの入れ歯で

かなり「格闘」したのがまるでウソのようです。

さらに「なんでもよく咬めると」の患者さんの言葉を裏付けるように、

上下の奥歯の歯の表面を観察すると、ところどころの面で

キラキラと光っている部分が見られます。


同じ総入れ歯でも、他の患者さんではこんなに上手く行きません。

7年もたてば・・・

① 歯ぐきがやせてきて、入れ歯の裏に食べたものが入ってくる

② 奥歯がすり減って前歯が強く当たって、上の入れ歯が落ちやすくなる

③ ①+②によって、入れ歯が真ん中で左右に割れる

といった経過をたどるのが一般的なパターンなんですが、

上の写真の方の総入れ歯は微調整で済んでいます。


これにはいくつか理由が考えられます。


① 治療用の入れ歯をつかったことで上下の顎の関係が

  安定した位置で入れ歯をつくることができた

② 入れ歯に使っている人工の歯が、硬い陶材(瀬戸物)製の歯を

  採用していることで、磨耗が少なく、上下の入れ歯の

  かみ合わせた関係が長期間変化しにくい

③ ②により奥歯のかみ合わせがすり減らず、

  前歯のあたりが強くなりにくいので

  入れ歯のがたつきがで抑えられることで
  
  歯ぐきがやせにくく、入れ歯の内面に変化が出にくい

④ 患者さんに日常生活上、かみ締めるなどのクセがなく、

  丁寧にお使いいただいている


などが理由だと思われます。


「入れ歯の内面を修正することなく、作製後10年間は

無調整でいきたいですね」
とは、総入れ歯の治療には一家言をもつ

Y先生のお言葉。


歯と歯ぐきの治療結果の永続性(長持ち)は確立されていますが、

総入れ歯の治療結果についても永続性をめざすのであれば、

このあたりにヒントがあるように考えています。




( 三谷 徹 / ToruMit@ni )




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