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歯科医の天敵?「すれ違い咬合」

すれ違い咬合


この方は60代の女性。

「他院で作られた入れ歯が上手くいかない」

ということで当院にお見えになりました。


こういったお口の中、全体を一度に見渡せるタイプの

レントゲン写真のことを「パノラマ写真」といって

写真に向かって右が患者さん本人の左になります。

つまり自分で自分の証明写真を見るような感覚です。


さてご覧になるとお分かりのように、

上あごの歯は左上の奥5本だけ残っていて、

それらと噛み合うハズの右下の歯がありません。

同様に下あごの歯は、前と右側に残っていますが、

それらと噛みあわなければならない上の歯が抜かれていて

上下それぞれに取り外し式の入れ歯が入っているのですが…


…このような方って、

入れ歯が痛いんですよねぇ…



上下の歯をかみあわせた状態でも

ご自身の歯で当たるところがありませんから、

残っている自分の歯が、はめている入れ歯を介して

歯ぐきに食い込みやすくなるんですね。


患者さんの歯の残り方によっては

このようなかみ合わせになることがあって、

その場合を歯科医はとくに

「すれ違い咬合」と呼んで恐れております。


私の臨床的実感から考えますと、

この「すれ違い咬合」が難症例とされる理由として、

①入れ歯を支える歯ぐきの土手(顎堤)が減りやすい(吸収しやすい)

②かんだときの下あごの位置(顎位)が定まりにくい

③かむ力が減弱しにくく、入れ歯などの補綴物がこわれやすい

④以上のことから長期間の安定したかみ合わせが得られにくい

などが挙げられると思います。


まぁこのように条件をあげていろいろ分析してみても

難しい症例が簡単になるわけでもありませんから

ただ粛々と治療に専念するわけなんですが、

それだけではなく、これからの臨床では、

できるかぎりこういった「すれ違い」の状態にしないですむ

ようにしていくことも大切
になるのかなぁ…

なんて思っています。


治療や対処方法については、またの機会に…。



(三谷 徹/ToruMit@ni)



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