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むし歯が深いといろいろ考えます。

深い齲蝕にどう対処する?


この方は30代の女性です。

先日金属の詰め物をやり直したもので、

白い↑の部分が金属の詰めもの(インレー)、

その上の黄色の→の部分が少しグレーに写っています

(むし歯みたいに見えますが…)。


じつはこのグレーの部分には、

レントゲン写真に写りにくい材料をつかって埋めていますので

なんだかむし歯のように黒っぽく写ってしまうのです。

ただ、通常これだけ深いと冷たいものがしみたりする場合が

わりとあるのですが、幸いにも患者さんには

「痛い」とか「しみる」という症状は全くありません。


もう一つ申し上げますと、

今回の治療では金属の詰め物のみをやり変えましたが、

黄色の→の部分については、約8年前に詰めたままで

今回はやり直しておりません。


8年前、歯の神経をとらなければ痛みが引かないかも

と思うほど深いむし歯だったのを、患者さんの了解を得て

「できるかぎり神経を残してみよう」ということで、

神経を取らないで治療を終えた治療例です。


このタイプの治療としては、

わりと上手く行ったのかなと思っています。


もちろん歯髄症状(ズキズキと痛いなど)が出てきて

神経をとらざるを得ない場合もあるのですが、

このようにできるだけ神経を残していくほうが

歯の寿命には大きなメリット
となります。


ただし患者さんに十分お話ししたうえで、しかもご了解が得られないと、

歯科医が「良かれ」とおもってチャレンジングに神経を残しても、

「治療してもらってもすぐに痛くなった!」とお怒りになられるでしょうし、

逆に歯科医が「これだけ深いむし歯なら、神経を残しても

すぐに痛みが出そうだから」と思って、相談なく神経をとれば、

「あまり痛くなかったのに歯の神経をとられた!」と

患者さんが失望されることになってしまいます。


いずれにせよ、十分な説明と同意、理解と選択が

大切になるのですが、ここで申しておきたいのは、

治療に入る前のデータ(症状、診査やレントゲン写真など)から、

その歯を残せるかどうかの判断が「明白」な症状ばかりなのではなく、

「治療したからでないとなんともいえない場合がある」

ということです。


患者さんには、「明らかに残せる青信号の歯や

明らかに抜かないといけない赤信号の歯だけでなく

治療してみてから初めて残せるかどうか判断できる黄色信号の歯が

あるのです…」
と説明しております。


今回のむし歯が深くなった場合のように、

予測が立てにくい状態からの治療では

こういったことをいろいろ考え、患者さんにお伝えしながら

治療にあたることにしています。



(三谷 徹/ToruMit@ni)




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